ご訪問ありがとうございます
前回から続いて、
中学生におすすめしたい本を
ご紹介します。
・君たちはどう生きるか/吉野源三郎
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1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作です。
私は、子どもたちが
公文教室に通ってた時に、
教材に入っていたことから、
題名に惹かれたのがきっかけで
手に取った本です。
最近、新装版が出ました
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↑この表紙なら、今の子たちも、
おや?と、手に取ってもらいやすそう。
しかも、しかも、
マンガ版も出たのです
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これは、まだ未読ですが、
今時の子たちに、
この本の内容を伝えるには、
マンガの方がいいかもしれないです。
今、何が正解なのか
悩むことだらけですが、
一つの”芯”となる、
ものの見方を教えてくれる、
そんな本だと思います。
コペルくんのおじさんの
ような方が、そばにいて
色々教えてくれたら
いいなぁと考えてしまいます。
・14歳からの哲学/池田晶子
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これも、私は大人になってから
読みましたが、
大人が読んでも
たくさん教えられることが
あると思います。
内容紹介から・・・
『人には14歳以後、一度は
考えておかなければ
ならないことがある!
今の学校教育に欠けている、
14、5歳からの「考える」ための教科書。
「言葉」「自分とは何か」「死」「心」
「体」「他人」「家族」「社会」「規則」
「理想と現実」「友情と愛情」
「恋愛と性」「仕事と生活」
「メディアと書物」「人生」など
30のテーマを取り上げる。
読書感想文の定番,中高大学入試にも
頻出の必読書。
年代を超えて読み継がれる
著者の代表作。 』
私が感銘を受けたのが
社会について。
「社会が悪い」というけど、
その「社会」とは何か。
それは、自分自身も含めた
「複数の人が集まって
形成される観念である。
すなわち、社会は人の中に存在する。
そしてその観念とは、
一人ひとりの理念の
集合だともいえる。
つまり、社会が悪いなら
自分が変わるしかない。
逆に、人が人生を良くしたいと
思うことが、社会が良くなることにつながる。」
という部分です。
当時、娘が年長というタイミングで
マンションを探していました。
当然、通うことになる小学校の評価を
とても気にし、
良い学校と言われる学校を
色々な人に聞いてリサーチし、
良い学校だと、皆さん
口を揃えて言われる学校の
校区内のマンションに
決めたのでした。
ですが確かに、「良い学校」
なんてものはなく、
そこに通う児童はもちろん、
先生や保護者、
そういった方がいてこその、
「良い学校」であり、
他人事であってはいけない、
と、自分はこの本から学びました。
喜多川泰さんの本にも
大いに影響を受けて、
自分が行動しようと、
PTAに自ら進んで入り、
どっぷり漬かったのでした(笑)
このような考え方をする人は
珍しかったと思います。
娘が4年生になる時には
専門部の部長を頼まれ、
5・6年生では、副会長を
頼まれて、勤めました。
いや〜結果、大変でしたが・・・
そこでの経験は、貴重なこと
ばかりでしたし、
出会ったお仲間は
素晴らしい方ばかりで、
本当に良い思い出になりました。
自ら関り、本当に良い小学校に
通わせていただいたと、
誇りに思っています。
この本は中学生が読むと、
難しいところもあるかも
しれませんが、
「考える」きっかけになるし、
大人になるにつれ、
読み返して、また考えてみる、
という、そんな本だと思います。
・人はなんで生きるのか/トルストイ
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上と、似たような題名ですが・・・
これも大人になって読みましたが
感動しました。
キリスト教の教えが
ベースです。
短編集なので
読みやすかったです。
忙しい中学生も、
短編集なら読みやすいですし、
生きる意味を考えるきっかけになると
思います。
・アミ小さな宇宙人/エンリケ・バリオス
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これも、大人になってから
読んだのですが、
感動的な1冊。
子どもが書いたという設定に
なっていて、とても読みやすいです。
スピリチュアル色が少々強いですが、
「愛とは何か」について
衝撃を受ける位、
教えてくれる本です。
この本を読んでから
よく空を見上げあるように
なりました。
・心に太陽を持て/山本有三
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これも古い本ではありますが、
中学校の図書室に
置いている所も
多いと思います。
山本有三さんは、
皇后美智子様が
幼少期に疎開先で
よく読まれていたという、
「少国民文庫」を編集した方です。
この本も、そこから手直しして
編集しなおしされたものです。
短編集になっていて
小学校高学年から
中学生にぜひ
おすすめしたい本です。
こういった本を
大切に受け継いでいきたい
ですね。
大人の方にも
ぜひ、おすすめします。
今回も、長くなったので
この辺りで。
今回ご紹介した本は、個人的に
大好きな本でおすすめしたいけど、
中学生からしたら、
なかなか手に取りづらいもの
かもしれません。
あまりすすめ過ぎると、
ウザがられるでしょう
ですので、マンガになるなど、
自分の好きな本が
今時の子向けに
新調されているととても嬉しいです。
生徒さんたちに寄り添いながら
上手く手渡していける、
学校司書になれればいいなぁ・・・
今後も、
アンテナを広げ、
皆さんからの情報でも、
良い本を教えていただきながら
中学生に読んでもらいたい本の
勉強を続けていきたいと
思っています。
よろしくお願いします
最後まで読んでいただき
ありがとうございました